【大手IT企業複数内定】応用情報技術者試験は就活で使えるの?就活明けの現役大学院生が徹底解説!
このような方におすすめの記事です!
- 応用情報技術者試験合格を目指している大学生/大学院生
- 応用情報技術者試験の難易度やレベルを知りたい方
- 応用情報技術者試験資格が就活に役立つか知りたい方
現在、就職活動やスキルアップのために応用情報技術者試験を受験する大学生・大学院生が増えてきています。
というのも応用情報技術者試験は国家資格であり、応用情報技術者試験に合格していることで履歴書映えしたり面接でアピールすることができるからです。
また、応用情報技術者試験は基本情報技術者試験同様、IT周りの知識を網羅的に学習することができます。
そのため、将来IT企業で働きたい!と考えている人にとってとても人気のある試験になっているようです。
しかし、巷では
「応用情報技術者試験は意味がない」
「実用的でない」
などの悲観的な意見を述べている方もちらほら見かけます。
そこで、本記事含め、本サイトでは応用情報技術者試験を大学生・大学院生が取得するメリットや勉強のコツ等を就活を終えた現役大学院生である私の経験を踏まえて解説していこうと思います。
応用情報技術者試験の受験を考えている方、もしくは控えている方、
ぜひ最後までこの記事をご覧ください!
目次
応用情報技術者試験とは?
まずは、応用情報技術者試験についての基本情報を紹介します。
応用情報技術者試験(AP)とは、IPAが実施する国家試験の一つで、ITに関する応用的な知識が問われる試験です。
試験は午前・午後の2部制で実施されており、午前問題は四肢択一方式、午後問題は記述式となっています。
詳しくは以下の表をご確認ください!
略号 | AP |
英語名称 | Applied Information Technology Engineer Examination |
実施方式・実施時期 | 筆記により春期(4月)、秋期(10月)の年2回実施予定 |
試験時間・問題数・出題形式(午前) | 9:30~12:00(150分)、80問、四肢択一方式 |
試験時間・問題数・出題形式(午後) | 13:00~15:30(150分)、11問中5問、記述式 |
その他、出題範囲や例題等は以下の記事にまとめているので気になる方は是非見てみてください!
難易度やレベルについて
応用情報技術者試験は、IPAの定めるスキルレベルではレベル3の難易度とされています。
IT初心者でも比較的合格しやすいITパスポートがレベル1、ITの登竜門と呼ばれる基本情報技術者試験がレベル2なのでそれ以上の難易度ということになります。
応用情報技術者試験よりも難易度が高いとされる試験資格はITストラテジスト試験、プロジェクトマネージャ試験などの高度情報技術者試験や情報処理安全確保支援士があります。
これらはどれも専門性が高いため、ITについて網羅的に学習できる試験に限ると応用情報技術者試験はそれなりに難易度の高い試験になります。
また、合格率は20%前後とさすが国家資格といった割合になっています。

ただし、人によっては基本情報技術者試験の方が難しかったと感じる方もいらっしゃるようです。
この大きな要因としては、やはり午後のプログラミング問題が応用情報技術者試験では必須ではないからでしょう。
と言っても、2023年4月より基本情報技術者試験の制度改定が行われ、以前に比べてかなり合格率も高くなっています。
そのため、現在は応用情報技術者試験の方が圧倒的に難易度は高いと思われます。
就活での手ごたえ
では、ここから実際に応用情報技術者試験に合格したことが就活で役に立ったのかについてお話ししていきます!
結論から申し上げますと、私の場合はかなり役に立ちました!
私は計5社の採用試験を受けたのですが、どの企業においても
「応用情報持ちは珍しい!」
「うちの新入社員より優秀なんじゃ・・・」
「大学で専門していないのにどうやって勉強したの?」
などかなり食い気味でかつ好感触でした。
好感触だった理由その1-新卒での合格者が少ない
好感触だった理由としては、まず新卒での合格者数が少ないことが挙げられます。
参考までに、令和5年春季の19歳~24歳の合格者数は2392人(応募者数12001人)です。
各年齢での平均合格者数は大体400人程度なので、新卒の学部卒生を仮定すると
400人×2年×2回=3200人ほど
となります。
実際には合格者の中には社会人も含まれているので、新卒に限ると合格者はもっと少なくなります。
好感触だった理由その2-就職後に取得を目指す資格だから
2つ目の理由としては、本来、応用情報技術者試験は就職後に取得を目指す場合が多いからです。
先ほどお話ししたように、応用情報技術者試験は難易度が高く、就職後に実務経験を積んでから受験した方が効率的と考える方も多いようです。
好感触だった理由その3-学習意欲の高さをアピールできるから
最後、3つ目の理由としては、学習意欲の高さをアピールできるからです。
どの業界にも当てはまることですが、特にIT業界では常に最新技術に対応するため、勉強し続ける必要があり、学習意欲の高さは採用を考える上でとても重視される項目です。
そのため、授業や研究に加え、応用情報技術者試験などの資格を取得していることはかなりプラスに働きます。
注意点
希望業種・業界がITと関係が無い場合、応用情報技術者試験に合格していることがマイナスに働くこともあります。
以上3つが、就活で応用情報技術者試験に合格していることが好感触だった理由になります。
余談ですが、ITに関する特別なスキルを有している方のみの特別ルートに乗せていただけたり、最終試験合格後に経営層の方から面談を申し込まれたり、なんてこともありました。
もちろん、これらは資格を持っているだけで実現したことではありません。
しかし、自身のITスキルを定量的に評価していただける指標として応用情報技術者試験に合格することはかなり意味があることだと実感しました。
勉強法や参考書
応用情報技術者試験に合格するための勉強法やおすすめの参考書に関して知りたい方のために、
当サイトでは、応用情報技術者試験攻略のロードマップやおすすめの参考書をまとめた記事がございますので、
これらの情報を詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もいっしょにご覧ください!
ちなみに、私が応用情報技術者試験に合格するのに最も活用した参考書は以下のテキストです!
オールカラーでかつ図を用いて視覚的に分かりやすく解説されています!
各章の終わりに練習問題があり、効率的に学習を進めることができる参考書となっています。
参考書選びに困っているという方はぜひお試しください!
まとめ
今回の記事では、応用情報技術者試験が就活に役立つのかを筆者の経験をもとにお話ししてきました。
簡単にまとめると、
この記事のまとめ
- 応用情報技術者試験資格は就活に役立つ
- 理由1:新卒での合格者数が少ない
- 理由2:本来、就職後に取得する資格だから
- 理由3:学習意欲の高さをアピールできるから
大学生/大学院生で応用情報技術者試験に合格することはとても価値のあることです。
情報系を専攻していないという学生さんでも、応用情報技術者試験は勉強の仕方によっては決して合格できない試験ではありません。
是非、就活前に応用情報技術者試験に合格できるよう頑張りましょう!
当サイトでは今後も応用情報技術者試験に関する記事を投稿していく予定です。
興味のある方は是非、また立ち寄ってみてください!