現役の授業料免除大学生が語る授業料免除のメリット・デメリット
いつも口癖のように言っていますが、大学生活もいよいよ大詰め。
あっという間の4年間でした。
そしてこの4年間(正確には3年間)、
学費の面で非常に楽をさせていただきました!
というのも、僕、大学2年生の頃からずっと「授業料免除」という制度を受けていました。
この授業料免除。
思っている以上に知らない人が多い!
また、
そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では「授業料免除とは何者なのか?」そして「授業料免除のメリット・デメリット」について解説しています。
もしかすると、これをきっかけにあなたも授業料免除を受けることができるようになるかもしれません。

このような方におすすめの記事です!
- 今後、授業料免除を受けてみようとお考えの方
- 授業料免除って何ぞや?って方
- 授業料免除のメリット・デメリットを知りたい方
目次
授業料免除とは?
授業料免除とは、その名の通り授業料を全額もしくは一部を免除してもらえる制度のことを指します。
現在、大学・専門学校の一般的な学費は
・国公立大学:約50万円
・私立大学:約100万円
・専門学校:約120万円
となっています。
国公立大学でも50万円。
決して安いとは言えないですよね。。。

しかし、当然のことながら誰もが受けられるわけではありません。
授業料免除制度を受けるには授業料免除申請を行い、審査に通る必要があります。
審査内容は大きく別けると以下の2つです。
・家庭の経済状況
・学業成績
この2つが基準を満たす必要があります。
注意点として、成績に関しては明確な基準がない(分からない)場合が多いです。

しかし、それなりの成績でなければ普通に落とされてしまいます。
参考までに、僕はGPA3.5くらいの成績で授業料免除(全額免除)を3年間受けさせていただいています。
経済状況に関しては、多くの大学でシミュレーターを導入しており、web上で基準をクリアしているか簡単に確認ができるので、気になった方はぜひ試してみてください!
授業料免除を受けるメリット
では、授業料免除を受けるメリットについて。
当然のことながら、授業料免除を受けるメリットはたくさんあります。
メリット① 好きなことに使えるお金と時間が増える
授業料免除で浮いたお金を趣味や自己投資に充てることができます。
年間で数十万円~数百万円。
かなり大きな額です。
そのため、学費が戻ってきたことによりアルバイトの時間を減らしたり、好きなことをする時間を増やすことができます。
親に学費を払ってもらっているという方でも、授業料免除は自分の努力の結果ですので、全額とはいかないまでもお小遣い程度に頂いても良いのではないでしょうか?
メリット② 就活時に有利になる
授業料免除を受けているということは「努力ができる人」という印象を与えることができます。
さらには、努力し、結果が出せているからこそ審査にも受かったわけなので、社会に出てもその能力は重宝されます。
そのため、就活時には直接的なアピールにならなくても、「授業料免除を受けられるくらい勉強を頑張った」ことから自分のストロングポイントを見つけ出し、話を発展させることもできます。
メリット③ 学習意欲が増す
単位を取り、卒業することを目的にしている大学生が多いのが現状です。
そのため、多くの学生が「単位を落とさないための学習」を行っています。
しかし、「授業料免除」という具体的な目標を掲げることで学習意欲は自然と高まります。
また、学生であるうちは常にこの目標を掲げることができるため、継続的に学習意欲を高く保ち、好成績を維持することも可能になります。
授業料免除を受けるデメリット
続いて、授業料免除を受けるデメリットについて。
授業料免除を受けるのにデメリットなんてあるの?そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、免除学生だからこそ知ることができたデメリットって結構あるんです。
デメリット① 勉強がストレスになる
授業料免除は学業成績が優秀でなければ受けることは難しいです。
そのため、常に
「良い成績を取らなければならない」
といった心理状態に陥ることがあります。
結果として、勉強をすることに焦りやストレスを感じてしまうことがあります。
デメリット② 手続きが面倒くさい
授業料免除を申請するには大学に行き、諸々手続きをする必要があります。
最近だと、新型コロナウイルスの影響で必要書類の郵送だけでOKな場合もあるみたいですね。
いづれにしても、必要書類を用意するのが超面倒くさいです!
申請書や所得に関する書類、シミュレーション結果などなど。。。
さらには、所得状況をしっかりと理解しておかなければ、何か質問された際に答えることができず、後日、確認を取って再度手続きに行かなければならなくなることもあります。

デメリット③ 大学からの給付金が貰えないことがある
近頃、新型コロナウイルスの影響で金銭的に余裕がなくなり、自主退学をしてしまう学生さんが増加傾向にあるようです。
そのため、日本学生支援機構と呼ばれる機関(奨学金の給付・貸与などを行っている機関です。)が「緊急給付金」と呼ばれる給付金を上記のような学生さんに配り、金銭的に支えてあげる取り組みを行っています。
しかし、この緊急給付金を貰うためにはいくつかの条件を満たす必要があります。
その条件というのが以下のようなものです。
条件
- 家庭から経済的に自立していること
- アルバイトで学費を賄っていること
- 収入が減り、既存の支援制度を活用しても修学が困難なこと
- 日本学生支援機構の給付奨学生でないこと
仮に経済的に困窮していても、授業料免除を受けている場合はこの給付金を申請することはできません。
最後に
いかがだったでしょうか。
授業料免除について理解は深まったでしょうか?
授業料免除は審査手続きが面倒だったり給付金が貰えないなどのデメリットは存在しますしますが、総じてとても有難い制度です。
この記事を読んで、
そう思われた方がいらっしゃれば、ぜひ審査を受けてみてください!
受けるのはタダです!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
こんな記事も書いてますのでぜひ。