【見本あり!】奨学金の返還ってどうするの?リレー口座加入申込書の書き方
「リレー口座の書き方が分からない」
「奨学金の返還について知りたい」
「正確に加入申込書が書けているか不安」
そんな方に向けて。

現役大学生(4回生)をしております。
現在、高校卒業後の進路として、「進学」を選択する人の割合は全体の約70%と言われています。
大学生は社会人と比べて自由に使える時間が多く、自分の好きなこと・してみたいことに挑戦するまたとない機会です。
また、就職の際には、大卒や専門学校卒は大きな武器になります。
そのような理由から、高校卒業後の進路に進学を選択する学生が増えています。
しかし、大学や専門学校は学費だけでなく生活費、交際費と何をするにしてもお金が必要です。
学費だけでも、年間数十万円~数百万円かかります。
そのため、「奨学金」を借りて生活している学生の方も大勢います。
僕もその一人です。
僕が借りている奨学金は「日本学生支援機構奨学金」と呼ばれる奨学金で、第一種と第二種の2種類の奨学金を借りています。

そして、ついこの間、その奨学金の返還手続きをするよう通達がやってまいりました。。。
手続きの流れ自体はそれほど複雑ではないのですが、書類の書き方や注意点などいくつか抑えておくべきポイントがあったので今回はそのことについて記事にすることにしました!
奨学金返還手続きについてお困りの方、前もって奨学金返還の流れを知っておきたいという方、ぜひ参考にしてみてください!
日本学生支援機構奨学金とは
まずは、僕も実際にお借りしている日本学生支援機構奨学金について少しお話しします。
日本学生支援機構奨学金とは
経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。
奨学金には、「貸与型」の奨学金と「給付型」の奨学金があります。引用:日本学生支援機構
これを見ると、経済的な理由に加えて、優れた人間かどうかも審査基準に含まれているようですが、実際には、経済的にそれほど深刻な状況でなくても、また、高校生時代にそれほど優秀でなくても借りることは可能です。

もちろん、皆が皆借りられるわけではなく、家庭の収入に関する審査には基準がしっかりあります。
一応、学校側からの「内申書」みたいなものも審査されるみたいですが、審査を受けさせてもらえる学生さんならここは問題なく通ると思います。
また、奨学金は「貸与型」だけでなく「給付型」というのも存在します。
貸与型奨学金:返済義務のある奨学金
給付型奨学金:返還義務のない奨学金
しかし、給付型は貸与型と比べて審査が厳しく、頂ける学生さんは限られています。

ちなみに、第一種と第二種の奨学金の違いは、単に利子がつくかつかないかです。
第一種は無利子ですが、第二種は有利子となっています。
返還手続き
では、返還手続きについてお話ししていきます。
貸与型の奨学金を借りている方には返還義務があります。
まだまだ返還は先の話という学生さんも、あらかじめ奨学金返還の流れを知っておいて損はないです!
貸与奨学金返還確認票の確認
まずは、通っている学校の事務に問い合わせて、貸与奨学金返還確認票の受け取りを行います。
貸与奨学金返還確認票には、それまで借りてきた奨学金の状況や返還の目安、保証人の名前などが記載されています。
こちらに間違いがあれば返還の際に面倒なことになるので、間違いがないかしっかりと確認しましょう。
もし、記載内容に間違いがあったら早急に学校に申し出るようにしましょう。
また、既に貸与が終了したという方はスカラネット・パーソナルを通じて届け出るようにしてください。
口座振替(リレー口座)加入申込書を請求
口座振替(リレー口座)加入申込書については、ほとんどの学生さんは、上記の貸与奨学金返還確認票を受け取りに行った際に渡されると思います。
もし、受け取らなかったという方がいらっしゃれば、こちらのページより加入申込書を請求してください。
郵送用と窓口用の2種類ありますが、学校窓口へ申込書のコピーの提出が必要な方は窓口用の加入申込書を請求するようにしましょう。
口座振替(リレー口座)加入申込書の書き方
続いて、加入申込書の書き方についてです。
こちら、加入申込書の記入例です。(窓口用)
日本学生支援機構から拝借。
見本を見ていただければ分かるかと思いますが、記入個所は意外と少ないです。
・登録口座情報
・氏名、住所、生年月日、電話番号
・勤務先名、勤務先電話番号
・奨学生番号
・学籍番号
その他必要個所
これだけです。
しかし、いくつか注意点があるので書いておきます。
注意点
- 黒ボールペンで記入する。
- 住所は住民票に記載されているものを記入する。
- お届け印は念のため確認をする。
- 奨学生番号はどれか一つ記入する。
- 口座は返還時に使用しやすい口座を選択する。
複数の奨学金を借りている方は、どれか一つ奨学生番号を記入すれば大丈夫です。
奨学生番号は「どの奨学生」が「どの口座」を登録しているかを見つけるためのものなので、他の奨学金の返還も同じ口座で行われます。
そして、口座についてですが、就職などで現在お住みの地域を離れる可能性があるので、その時に一番使用しやすい口座を登録することをおすすめします。
口座振替(リレー口座)加入申込書を提出する
口座振替(リレー口座)加入申込書の記入が終われば、加入申込書に記入した銀行もしくは郵便局に行き、手続きを済ませます。
そして、手続きが無事完了したら窓口用の方は申込書のコピーを学校に提出しに行きましょう。
郵送用の方は封筒に84円切手を貼付して郵送します。
これで返還手続きは終了です。

ちなみに、返還開始時期は貸与終了の翌月から数えて7カ月目の月です。
覚えておきましょう。
また、進学をする方の中で希望する方には在学猶予期間が与えられます。
希望者は進学後、スカラネット・パーソナルを通じて「在学猶予願」を提出するようにしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、日本学生支援機構奨学金の返還の流れについてお話ししました。
返還手続き自体はそれほど面倒なものではありませんが、それ故、説明不足で細かいところでミスしがちです。
十分注意して、返還手続きを行いましょう。
余談ですが、先程から何度か「リレー口座」という文字を見かけますよね。
リレー口座とは、『あなたの返還金が後輩奨学生の奨学金としてリレーされる』という意味を持っています。
つまり、「奨学金の返還」とは単に借りたお金を返すのではなく、そのお金を「新たな奨学生に渡す」ということです。
後輩奨学生のためにも、責任をもって奨学金を返済しましょう!
僕も頑張ります!
それでは!