【卒論】理系の卒論発表ってどんな感じなの?発表当日の流れや質問されたことなどを解説します!

2022-05-05




主
こんにちは、主です!

現役大学生(4回生)をしております。

 

と言っても、数か月後には大学院生です。

 

私事ではありますが、先日、大学生活の集大成「卒論発表」をしてまいりました!

 

この一年間、講義はなかったものの研究が思っていた以上に忙しく、時には一日中研究室にこもってひたすら研究をしていました。

 

研究を始めた頃は

「何をしているのか全く分からない」

「研究歴1年で論文なんて書けるの?」

「卒論発表会が怖い。。。」

 

と、不安で夜しか眠れていませんでしたが、気が付けば全て終わっていました。

 

今思い返すと、あんなに不安になる必要もなかったなとつくづく実感します。

 

しかし、何をするにしても初めは不安になりますよね。

 

そこで、今回は「卒論発表」をテーマにしつつ、この一年間を振り返りたいと思います!

 

こんな方におすすめ

  • 卒論発表を間近に控えている方
  • 新年度から研究を始める方
  • 前もって卒論に関する理解を深めておきたい方



卒業論文とは?

卒業論文とは、主に大学生が卒業までに行った研究についてまとめた論文のことです。

 

構成としては大まかに、概要、研究背景、研究内容、結果、まとめになります。

 

自信が所属している学部・学科の研究室に配属し、先生方と協力して論文を作成します。

 

中には、他の学生さんと協力して一つの研究を行うこともあるそうです。

 

そして、↑のような理由から卒業研究は共同研究なんて言われたりもします。

 

よく、

 

「卒業研究は先生の研究を手伝うだけ」

 

なんて話を耳にしますが、あながち間違ってはいません。

 

というのも、卒論の評価は先生方の評価にも繋がってきます。

 

そのため、先生方が主体的に研究を進めることも多く、手伝わされていると感じる学生さんも少なくないからです。

 

ちなみに、僕がお世話になった先生は、良く言えば「学生の主体性を重んじる方」、悪く言えば「放任主義」だったので、ほとんどの作業を自分で行っていました。

 

卒業論文と学術論文の違い

卒業論文と似たもの?に学術論文がありますが、こちらは専門家が見る論文という位置づけになります。

 

一方、卒業論文(修士論文、博士論文も含む)は学位論文と呼ばれ、こちらは先生方や後輩が呼んだり、自分自身の研究で活用したりします。

 

ポイント

以上のような理由から、学術論文では当たり前のことを省略することができますが、卒業論文などの学位論文ではその辺りのことを省略せず、しっかりと書いておく必要があります。

卒論では結果が全てではない!

やはり、研究と言われると結果が全てと思われがちですが、卒論においては結果があまり重要でないこともあります。

 

というのも、これは卒論に限った話ではありませんが、自分が欲しかった研究結果が得られなくても、どのような手法で研究を行ったのか、それによってなぜ欲しかった結果が得られなかったのかを知ることができるからです。

 

それは、次に同じような研究をする方にとって非常に価値のある研究になります。

 

いくつかあるアプローチの仕方の選択肢を減らすことができますからね。

 

実を言うと、僕がこの1年間で行った研究も自分が望んでいた結果を得ることができませんでした。

 

しかし、この研究のおかげで来年度から引き続き同じ研究を行う上で、違ったアプローチの仕方を模索することができます。

 

主
ゴールに一歩前進したことは間違いないです!

 

ということで、皆さんも研究結果が出ていないからと不安になる必要はありません。

 

その研究は必ずどこかで役に立ちます。



卒論発表とは?

卒論発表とは、その名の通り卒業研究の内容を聴衆(学部・学科の先生方)に向けて発表することです。

 

卒論発表の流れ

発表の流れについて簡単にまとめておきます。

※各学校・学部・学科によって異なる場合があります。

 

発表室入室→要旨配布→発表開始(10分~12分)→質疑応答(3分)→発表室退室

 

時間についても学部・学科によって異なりますが、僕の学科では割とルーズで多少時間オーバーしても特に指摘されたり、退室させられたりということはありませんでした!

よく聞かれる質問

研究背景についての質問

その研究の使い道や、その研究を行った理由などを問われることがあります。

 

基本的な質問ですので、発表スライドにその旨を記載するか、質問されても回答できるようにしておきましょう。

専門的な言葉についての質問

先ほどもお話ししましたが、卒論発表会はその研究分野に精通していない方も来られます。

 

そのため、専門家の中では知っていて当然の言葉でも、卒論発表時には全く分からないという方もいるかもしれません。

 

その分野に精通していない人でも理解しやすいような言葉で説明できるように練習しておきましょう。

研究手法に関する質問

なぜ、その手法で研究を行ったのか、他にも良い方法があったのではないかという質問もよく聞かれます。

 

その手法で研究を行うメリット・デメリットについて発表時に前もって言及しておくのも良いかもしれません。

使用した機材などに関する質問

使用したPCのメモリ使用量だとか、計算速度などについて聞かれることもあります。

 

準備していればすぐに答えられる質問なので、発表時にはしっかりと覚えておきましょう。

 

実際に僕も、使用したサーバーの計算可能時間について質問されました!

 

注意点

テストではないため、理解度を確認するような質問はあまり問われません。

質問者は、研究に関する不明点や疑問点についての質問を率直に聞いてくる場合が多いです。

卒論を頑張ると良いことがあるかも?

学術的に価値のある卒業論文を作成した場合は、表彰されたり、報奨金を受け取ることができる場合もあります。

 

他にも、就活時のアピールポイントになったり、進学した場合は進学先で授業料免除になったり、給付型奨学生に選ばれたりすることもあるそうです!

 

もし、研究のモチベーションがないという方がいらっしゃれば、以上のようなことをモチベーションにして研究に取り組んでみてはいかがでしょうか?

 



最後に

今回は卒業論文について長々とお話ししてきましたが、理解は深まったでしょうか?

 

卒業論文作成・発表は大学生活の集大成とも言える大切な行事です。

 

今後、卒業研究を行う予定の方、もしくは現時点で研究に取り組んでいる方、「学生時代は研究を頑張った!」と胸を張れるように、また学生時代の良い思い出として卒業研究頑張ってください!

 

僕も修論に向けて研究頑張ります!

 

 

ではでは、最後まで見ていただきありがとうございました~